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アフリカ豚コレラが中国で大流行の4つの理由とは?「日本でも初確認!影響は?」「35000頭以上処分も沈静化せず」

今年8月に中国で初めて確認されたアフリカ豚コレラが、中国全土52か所に広がり、大流行しています(2018年10月17日)。
その理由はどこにあるのでしょう?4つにまとめてみました。

本当に日本には影響ないのかな…
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アフリカ豚コレラが中国で大流行の4つの理由

日本でも、新千歳空港で、中国から持ち込まれたソーセージからアフリカ豚コレラの陽性反応が出て初確認されました。
今後も水際で防ぐことができるか心配されています。

この病気は、ヒトには感染しないものの、豚にとっては致死率が高い感染症で、
ワクチンなど治療法もないため、対応は殺傷処分しかなく、感染が広がると養豚業に壊滅的な打撃を与えます。

中国でのアフリカ豚コレラ感染拡大の経緯を見てみましょう(農林水産庁HP 参照)。

アフリカ豚コレラ感染拡大の経緯

2018/8/1 中国で初めてのアフリカ豚コレラ発生(遼寧省瀋陽市瀋北新区)
繁殖農家の豚にアフリカ豚コレラらしき症状が現れ、383頭飼養のうち、47頭で発病、47頭死亡した
2018/8/3 アフ リカ豚コレラであることが確定
2018/8/14 2例目、河南省鄭州市経済開発区にある某食品会社の屠畜場において、一群の豚が原因不明で死亡した。
全 260 頭のうち、30 頭発病し、30 頭死亡した
2018/8/29 5例目蕪湖市南陵県の某養豚場において、185 頭の豚が症状を呈し、80 頭が死亡している。
以下29例目まで、日ごとに報告が続く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2018/10/17 (30 報目)<場所> 山西省大同市左雲県の農場 15 頭の豚を飼育しており、そのうち 7 頭が症状を呈し、4 頭が死亡。
以上で、中国では、発生件数 1 市8省(県に相当) 1 区 52 か所(44 農場、2 施設、6 村)となった。

では、アフリカ豚コレラとはどのような感染症なのでしょう?(アフリカ豚コレラの歴史とリスク分析 小澤義博氏 獣医疫学雑誌 18 (1)72―76.2014 参照)

アフリカ豚コレラとは

アフリカ豚コレラASFは、Asfウィルス による豚の病気です。
昔からアフリカ在来のイボイノシシ,イノシシ,ダニに感染を続けてきましたが、これらの種では顕在化しません。
アフリカに白人が豚を持ち込んで初めて、豚が ASF に感染すると高い死亡率を示す急性のウィルス病であることが判明しました。

ASF ウィルスは自然環境に強く,4 ℃ に保存された血液中で約 1 年半生存することがあり、感染した豚の排泄物中でも室温で約 1 年半生存できます。
さらに、骨付き肉では約 150 日間,塩付け乾燥ハムで 140 日間,凍結肉では数年間生存できます。

ASF の治療薬は存在せず、 ASF を制御、撲滅するには,感染した豚やイノシシなどの殺処分以外に方法はありません。

以上から、アフリカで、養豚業をしようした白人入植者の試みは、すべて失敗に終わりました。
欧米の入植者の間では「アフリカで養豚を試みると,必ず失敗して全滅する」と言われてきたそうです。

ASF がアフリカ大陸外に進出したのは,ポルトガル(1957 年と 1960 年)とマダガスカル(1998 年)とジョージア(2007 年)の
3 回だけだが、ASF がロシアに侵入してからはロシアからのASF の進出が大きな問題となった。

ロシアには、養豚業第2位のEUが接しており、陸続きのため、イノシシなどで、ウィルスが進出する危険が高いのです。
すでにルーマニア、チェコ、ウクライナ、ポーランドなどで、アフリカ豚コレラの感染が報告されています。

さらに、中国は世界の半数の生産量を誇る養豚業第1位の国であり(2014年)、ここに、ASFウィルスが進出すると、大変なことになると懸念されていました。

では今年に入って中国でなぜ大流行が起こったのか考えてみましょう。

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中国で大流行が今年起こった理由は?

1.中国のアフリカへの援助による経済進出が最近著しく、資源の開発やインフラ建設のため、多くの技術者や労働者が中国からアフリカに送り込まれている。
したがって、中国人がASFウィルスに接する機会が増える。
2.ASFウィルスはハム、ソーセージなど加工品中で、数か月生き延びることができる。
3. 中国人は,帰国時に加工した豚肉やその製品を土産品して持ち帰ることを好む。
4.世界第2のASF感染国ロシアと長い陸続きの国境を接しており、野生のイノシシなどにより、中国国内にASFウィルスが持ち込まれる可能性も高い。

今年まで、感染がなかったのが奇跡だったのかもしれません。
中国でのアフリカ豚コレラ流行が抑え込めないと、世界の養豚業、ひいては経済に大きな影響を与えます。

海に囲まれた分安全な日本ですが、世界7位の養豚頭数を有しており(2014年)、非常な危機感を持って対処する必要があります。

豚コレラ感染へのネットの反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

日本でも岐阜県で野生イノシシが豚コレラに感染していたとの報道があります(10月21日)。
計35棟あまり大きなニュースになっていませんが、中国での流行と関係ないのでしょうか?心配なところです。

また、アフリカ豚コレラに感染した食品なら、国内で伝染する可能性は低いが、食べ残しを餌として与えるなどした場合、豚に感染が広がる恐れがあるとのことです。

まとめ

アフリカ豚コレラが中国で大流行の理由を4つ挙げました。
中国の経済進出、このウィルスの強靭さなどが絡んでいるようです。

日本へのウィルスの進出を防ぐことはもちろん、なんとか中国国内で食い止めないと、世界経済全体に影響を与える事態にもなりかねません。
国際的な監視や対策への協力に力を入れる必要があります。

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