高校野球、夏の甲子園の地方予選もついに最終盤。30日には最後の西東京、北神奈川、北大阪、岡山で決勝戦が行われ、56代表が出そろいます。
北大阪決勝で大阪学院大と対戦するのが、春の選抜2連覇中で、夏も「優勝候補筆頭」といわれる大阪桐蔭です。
夏の切符を手にして本大会も優勝すれば、「春春夏」連覇という歴史的偉業となります。
その大阪桐蔭を引っ張るのが「最強世代」の一人、3年生・根尾昂選手。
投打二刀流で大活躍する根尾選手の実力とは?出身中学などもまとめました。
大阪桐蔭の根尾昂の出身中学は?
根尾昂(ねお・あきら)選手は、2000年4月19日、岐阜県飛騨市の出身です。
現在身長は177cm、体重75kgと、野球選手としては格段に大柄というわけではありませんが、身体能力や野球のセンスと実力はずばぬけているといわれます。
岐阜県飛騨市という、富山県境にも近い山あいの地で、3人きょうだいの末っ子として育った根尾昂選手。
出身小学校は飛騨市立河合小学校、出身中学は飛騨市立古川中学校という、いずれも地元の公立校だそうです。
岐阜県内の野球の強豪高校でエースピッチャーだったお兄さんに影響され、小学校低学年のころに野球を始めた根尾選手。
いきなりソフトボール投げで50m超を記録し、6年生の記録を超える神童ぶりを見せたそうです。
そして、リトルリーグの「中日ドラゴンズジュニア」、中学では地元の硬式野球クラブ「飛騨高山ボーイズ」で野球の腕を磨きました。
根尾選手は運動神経抜群で、中学時代にはスキーの全国大会で優勝するほどの実力もありましたが、野球の道を選択。「トップレベルで野球をしたい」と、高校は大阪桐蔭を選びました。
大阪桐蔭4強!ドラ1候補・根尾完投ショー/北大阪
#高校野球 #北大阪大会 #大阪桐蔭 #根尾昂
https://t.co/WwrjemZth6 @nikkansportsさんから— 日刊スポーツ大阪本社 (@ONikkansports) July 25, 2018
https://twitter.com/asahi_koshien/status/1022694161571409920
根尾昂の実力まとめ
根尾昂選手の実力の凄さは、類いまれな身体能力と意識の高さにあるといわれます。
根尾選手の両親はともに飛騨市内の診療所の医師で、根尾選手自身も「野球を頑張るのも大事だけど、学校で学べることの方が多い」と言うほど出身中学、高校を通じて学力も超優秀。
自立性や礼儀なども人一倍重んじています。
その高い実力とクレバーさから、大阪桐蔭では投打の要を任され、「二刀流」でフル回転しています。
本職は好守備の優れた遊撃手ですが、先発投手の柱として、重要な試合では決まってマウンドを託されます。
春の選抜大会では、史上初の2年連続優勝投手になりました。
打者としても主軸に座り、選抜大会では打率5割をマーク。
選手として年々進化を遂げており、今年のプロ野球ドラフト会議では各球団1位指名の候補にも挙げられているようです。
上位指名リストに載せている巨人のスカウト部長は、根尾昂選手について「二刀流になるのではないか。投手、野手の両方を見ている」と、その実力を高く評価しています。
大谷翔平選手に続く、プロでの二刀流選手になる可能性は十分です。
https://twitter.com/asahi_koshien/status/1022677660625846272
ネットの評価・反応
出典:twitter
まとめ
最強世代で「絶対王者」のはずの大阪桐蔭も、夏の北大阪大会では苦戦続き。
準決勝ではライバル履正社にリードを許したまま、9回2死無走者と絶体絶命に追い込まれました。
しかし、選抜大会でも三重戦で延長の死闘を制したように、逆境に強いのがこのチーム。
選手たちに諦めの色は全くなく、各自が冷静にボール球を見極めて次打者につなげ、ついに逆転と、底力を見せました。
根尾選手も試合後「冷静になれたのは経験からかなと思う」。
常勝軍団は激戦のたびに強さを増しているようです。
■関連記事
この記事へのコメントはありません。