最新の自動ブレーキでもゲリラ豪雨にかなわないとの記事に「自動ブレーキはいらない」という多くのコメントが寄せられました。
その決定的な理由とは何かを見て行きましょう。
自動ブレーキはいらない!の声が大きくなっている理由
CMだけを見ると自動ブレーキは我々に必須不可欠のように見えますが、なぜ「いらない!」の声が多いのでしょうか?それについて見ていきましょう。
高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違えなどの事故が毎月のように世間を騒がしています。
一方で、このような操作ミスや車同士の衝突を回避する自動ブレーキ(衝突回避支援ブレーキ機能、誤発進抑制制御機能)が最近はほとんどの新車に搭載されていると言われています。
最新の自動ブレーキでもゲリラ豪雨にかなわない過信してはだめとの記事に、単なる補助装置で過信するのがおかしいとのコメントが多数ありました。
筆者もこのシステムが普及すれば今後は、うっかりミスの事故は大幅に減ってゆくものと思っていました。
最近知人が、7年目の車検を迎えることだしと、衝突回避支援ブレーキを搭載した某トップメーカーの車の購入契約をしたそうです。
この方は以前ヒヤリとした経験があって、車種の選定にあたっては、買い替えの理由を営業マンにも詳しく説明し契約に至りました。
ところが、その後、自動ブレーキシステムの詳しい話を聞いてみると、雨の日には使えないとの説明を受けました。
「間欠ワイパーを使う程度の小雨であれば、自動ブレーキは作動するが、連続してワイパーを使うような雨では作動しない」と言われ愕然としたとのことです。
連続してワイパーを使いだすと、機能がキャンセルされ、機能がキャンセルされたことはメーターなどに表示されるということで、豪雨どころか普通の雨の日にも機能しないことが分かりました。
確かにパンフレットには補助装置であること天候によって、機能しませんと小さな字で書いてありました。
自動ブレーキを体験したいと言ってもこちらから催促しないと実現しなかった理由が分かったと言ってました。
あくまで補助装置だとしても雨の日に使えない安全装置などにどれだけの意味があるのでしょうか?
詳しい説明を求め、もらったパンフレットから見ますと、この車の機能や安全システムは以下のようになっていました。
自動ブレーキシステムの具体例
安全装置は単眼カメラとレーザーレーダーからなっており、衝突警報機能には両者が作動して、歩行者などにも対応しているが、自動ブレーキにはレーザーレーダーのみが機能している。
衝突回避支援ブレーキ機能(レーザーレーダーによる)
レーザーで検知しているので、反射板が2つ以上の車両しか対象としない。
・人や二輪車、電柱などには反応しない。
・ワイパーが低速や高速で動いているときは作動しない
誤発進抑制制御機能(レーザーレーダーによる)
・ワイパーが低速や高速で動いているときは作動しない
・コンビニのガラス(レーザーをさえぎる棚などが内部にない場合)は検知しない
・縁石など障害物の高さが低い場合検知しない
・ステアリング操作でウインカーがONの場合作動しない。
赤外線レーザーのため、雨などを障害物として判断して誤作動する可能性があるためだそうです。
結局豪雨でなくとも。間欠ワイパーでない小雨でさえ使えない、人や単車や電柱は無視、縁石乗り越えもだめ、
コンビニのような素通しの全面ガラス(後ろに遮蔽物なければ)に作動せずということになります。
支援が必要な場合に作動しませんということを盛んにうたっているように見えます。
それは補助装置とは名ばかりの単なる飾り、販売のための手段のようにさえ見えてしまいます。
晴れた日のドライブで前の車にぶつかるのを防ぐ、晴れた日に全面に大きな壁があるときに誤発進を防ぐのでは、
間違いが起こりにくいときに補助して、起こりやすいときには知りません、運転手の責任ですというのと同じではないでしょうか?
さすがに、最近は衝突防止できるという動画のコマーシャルは減っているようですが、昨年には以下のコマーシャルが流れていました。
2017.9.2
このCMから雨の日には作動しないことが想像できるでしょうか?
自動ブレーキを過信するなへのネットの反応
あくまで、補助的にみた方が安全運転出来ます。
自動ブレーキって言葉も、止めません?
勘違いの元ですよ。
いろいろアシスト機能が増えたけど、事故は減ったのか?
機械まかせ、クルマまかせのドライバーが増え、
無責任運転、無頓着運転が増えているみたいだけど。
少し前、右折車のドライバーは右手に煙草、左手で携帯、
まるでサーカスだね。
車は危険な物と思って運転しています。
ガソリンを何十リッターも積んだ鉄の塊が安全なわけがない。
多分雪道は意味が無いと思う。
過信せずに車間とスピードダウン。
あくまでも万が一の備えであって、本来はそんな機能が無くても安全に運転しなければならない。
無いものと思って運転するくらいで丁度良い。
間違いなく近い将来、世間を揺るがす大きな事故が起きて「自動ブレーキがあるから大丈夫だと思ってた、販売担当者も自動ブレーキがあるから安心してくださいと言ってたので信じてた」と供述して大問題になる日が来ると思うわ。
自動ブレーキっていう名称をやめた方がいい。いろんな誤解を招く。
あくまで保険であり補助的なものっていう認識になるようにしないといけない。ブレーキしなくても自動で止まるって思ってる車や機械に弱い高齢者や女が多い。
補助装置、補助システム、サポートシステムなどあくまで補助的なものであり作動するには条件があると認識させていく必要がある。
CMでも自動ブレーキがあるから止まる、追突事故はしないと誤解を招く。
車メーカーは自分たちの利益のみに必死だな。
命に関わるブレーキなのに、その作動が不確実じゃ危なくて意味がない
肝心な時に「天気が悪くて作動しませんでした」じゃ話にならない
晴天で見通しの良い砂の浮いてない舗装路のみに有効な試作段階の
補助ブレーキはやめてくれ。
10年もすれば「そんなふうに言われた時期もあったねぇ」ってなってるよ。
出典:ヤフコメ
補助装置に過ぎないのだから、過信するほうがおかしい、それにしても自動ブレーキという呼び方が誤解を与える、
メーカーのCMが過大広告などの多数のコメントが寄せられました。
まとめ
現在搭載されている自動ブレーキがメーカーの言うように補助装置なのは当然だと思いますが、
それにしても作動できないケースが多すぎて、これが完成した技術なんでしょうかと思ってしまいます。
さすがに、最近は過激なCMは抑えているようですが、中途半端な技術ではかえって危険を招くということも十分あるのではないでようか?
少なくとも現状ではできないことをもっとはっきりと明示すべきだと思いました。
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