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阿波踊り赤字の原因はそもそも何?対立構造はこういうことか…

昨年阿波踊りの累積赤字が4億3000万円に達すると報じられて以来、今年も「総踊り」強行かどうかで市と踊り手の「阿波おどり振興協会」が対立するなど騒動は収まりません。
そもそもの原因は何なのか?関連していた3者の対立構造はどうだったのかを順を追って見て行きます。

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阿波踊り赤字の原因とは?対立構造を見た!

阿波踊りの赤字の原因をさぐるべく順番にみていきましょう。

『徳島市阿波おどり』はお盆の期間8月12日〜15日に開催されます。
このわずか4日間の開催に観光客が120万人を超える大規模なお祭りですが、累積債務が4億3000万円に達するということが昨年発覚しました。

これまでの経緯をまとめてみましょう。

ここに至るまでの経緯

1971年 社団法人徳島市観光協会が設立される。
1972年 阿波踊りを徳島市観光協会と徳島新聞社の共催で行い始める。
2017年5月「週刊現代」2017年6月3日号“この夏、「阿波おどり」に中止の危機”の記事で、4億3000万円もの巨額の借金が積み上がり、
この赤字をめぐって、主催団体である徳島新聞社と徳島市観光協会の間で内紛が生じていることが明かされる。
徳島市観光協会の幹部の話から徳島新聞の阿波踊りを収益源としていることが原因とされています。
2017年12月 徳島市議会が、阿波おどり会館並びに眉山ロープウェイの指定管理者を、
徳島市観光協会から徳島新聞社を始めとした共同事業体へ変更することを決議した。
2018年3月2日 徳島市が徳島地方裁判所に、徳島市観光協会の破産申し立てを行う。阿波踊りの累積債務がかさみ、
経理状況が不透明を理由に徳島市が債務保証を拒絶し、補助金も打ち切り、金融機関に代理返済した債権をもとに破産を申し立てた。
3月29日 徳島地方裁判所から破産手続開始決定を受ける。負債約3億3,800万円。
3月30日 徳島市観光協会が高松高等裁判所へ即時抗告を行う。
3月31日 徳島市観光協会が阿波おどり会館から退去した。
4月 徳島市が徳島新聞社と新たな阿波おどり実行委員会を立ち上げる。
5月21日 徳島市が、観光協会の破産管財人に対し桟敷席を2億1,600万円で買い取りを決定(徳島新聞社からの寄付金3億円をあてる)。
2018年阿波踊りの開催が実現へ
5月23日 高松高等裁判所は、徳島市観光協会による即時抗告を棄却する。
5月25日 徳島市観光協会が最高裁判所への上告を断念。破産手続開始される。
7月1日 チケットの全国販売始まる。

次にそれぞれの主張を見て行きましょう。

3者それぞれの主張は?

(徳島市観光協会の主張)
共催の徳島新聞社が阿波踊りを収益源としていることが原因。
1.チケット販売や宣伝広告事業などを自社のビジネスにしていた
・チケット買い占め
・徳島新聞が看板広告の集稿・制作を独占し、割高な手数料(15%)を取っている
・観光協会が資材を保管する倉庫を徳島新聞が又貸しする形になっている
一方で、「雨天時のチケット払い戻し」などの事業リスクを協会に負わせている。

(徳島新聞の主張2018/4/12)
1.当初5年間は臨時駐車場と市内中心部とを結ぶシャトルバスの運行費を無料として運行を続け、ここで1億2300万円の借入金が生じた。
2.荒天によるチケット払い戻しで計6600万円の借金が生じた。
数次にわたる演舞場パイプスタンドの修繕・更新で、1億2500万円の借入金が生じた。
3. 観光協会が 「原則とされる複数見積契約の方式をとらずに契約している事例や支出の根拠となるべき
契約書、請求書等の徴収・確認を十分に行わないまま、漫然と支出している事例が見受けられる」と外部有識者による調査書で指摘されるなど不明瞭な会計運営であった。
4.  阿波おどり事業特別会計という、8月の踊り本番に関する「財布」は協会が管理し、
演舞場の設営や改修などの発注業務も協会がそのほとんどを担ってきており、会計運営上の権限がなかった。

演舞場設営の随意契約の見直しや、元町おどり広場の経費節減など改革案の提案をしたものの協会が拒否した。
共催者として一定の責任を果たすため、これからのための原資として、市に3億円の寄付を予定している。

(徳島市の主張と責任)
外部調査書の結果などから、市は協会の運営のままでは赤字解消は難しいと主張し、
累積赤字をいったん清算した上で、運営体制を一新する方針を示した。

徳島市の連結対象にもなっていた外郭公益団体の観光協会が、長年赤字を出して、
赤字が累積して行くことを認め、銀行から協会が借入することを市が裏で保証していた。
・毎年観光協会に補助金を出していた。
・市は「阿波おどり会館」などの公共施設の指定管理者として観光協会を指名し、観光協会側に委託料を支払うなどして、同協会の収入を補填してきた。

なお、徳島市観光協会の元幹部は、徳島市長は徳島新聞社の関連企業出身で、
つながりがあり、一致して、協会を破産に追い込んだと非難しています。

こうしてみると、一方が絶対的に悪いというより、3者がそれぞれ、責任を押し付けあって、
事態を放置してきたのが今回の問題の一番の原因のように見えます。

よくここまで問題を放置しておいたものだなあ!

今年の開催については、実行委員会が赤字解消策の1つとして、会場を分散するために、総踊りを中止し、
市長がこれを守るよう呼び掛けたにもかかわらず、有名連の団体「阿波おどり振興協会」が
中止に反対して13日に実行するなど、一部の踊り手グループもこの騒動に絡んできています。

さて、来年の開催までには、問題が解決して、皆が納得する形ですんなり実行されるでしょうか?

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阿波踊りに関するネットの反応

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総踊り中止については、市長か市民かという構図での報道はおかしいのではとの指摘があります。

たしかに、阿波踊りが素朴な地元も祭りから、観光的に有名になりすぎたのがこの問題の根源かもしれませんね。

まとめ

ここまで膨らんだ赤字の原因が、一方だけでなく、実態に気づきながら事態を放置し続けた3者それぞれにあると思えます。

伝統の祭りを今後どうするのか、素朴な昔の祭りに戻した方が良いのかなど、
来年の開催までに市民を含めて全体で考えるときに来ているのではないでしょうか?

来年は皆が納得できる開催を願いたいものだわ!
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