サッカー日本代表が中東の笛に救われアジアカップオマーン戦に勝利しました。
中東の笛とは何なのか?なぜ日本は有利になったのかについてまとめていきたいと思います!
早速見ていきましょう!
中東の笛とは?事例も挙げてみた
1月13日に行われたアジアカップオマーン戦で、日本は1-0で勝利しました!
またしても格下相手に苦戦した日本ですが、勝敗を分けたのはPKの判定。
前半終了間際、ペナルティーエリアの中でオマーンのシュートをDF長友佑都選手がブロックしたところ左手に当たってしまいます。
しかし笛は鳴らず日本は失点なしで勝利しました。
逆に日本は前半28分にPKを獲得して先制しており、「中東の笛」に救われた一戦となりました。
サッカーにおける中東の笛とは、試合の判定などが著しくアラブ諸国に有利になる現象のことです。
1982年ワールドカップフランスvsクウェートにおいて、フランスが放ったシュートが明らかにゴールネットを揺らしましたが、クウェートの選手側から「スタンドの笛の音で試合を止めてしまった」という抗議が行われました。
普通ならこんな抗議は聞き入れられないところですが、客席で観戦していたクウェートのファハド王子が突如ピッチに乱入し、ウクライナ人の審判に何かを告げたところ、審判が突然ゴールの取り消しを宣告したのです。
一度認められたゴールが取り消されたのはW杯史上唯一の例で、その後ファハド王子は1990年に死亡しているためいったい何を審判に告げたのかは現在も明らかになっていません。
これが発端となり、中東のチームが有利になる現象を中東の笛と呼んでいるのです。
なぜアジアカップ2019では日本に有利だったか
では、なぜ今回のアジアカップ2019の試合では日本に有利な判定となったのでしょうか?
本来中東の笛はオマーン側に有利になってもおかしくないはずです。
今回日本のプレーがPKにならなかった最も大きな要因はVARが使用されなかった点です。
今大会からアジアカップでもVARが採用されていますが、使用されるのは準々決勝からのためこの試合では使用されませんでした。
VARが使用されていればほぼ間違いなくハンドの判定になっていたと思います。
人間の目だけで100%間違いなく判定を下すことは無理ですから、結論としては日本がラッキーだったということでしょう。
あとは主審のモフド・アミルル・イズワン氏がマレーシア出身で中東出身者ではなかったことも少なからず影響があるかもしれません。
今回の一件は中東の笛は必ずしも中東の味方になるわけではないという貴重な事例となったかもしれません。
オマーン戦のネットの反応
出典:https://bit.ly/2FrMLoR
オマーン戦のネットの反応をまとめてみました。
まとめ
中東の笛とは何なのか、なぜアジアカップで日本に有利になったかまとめてみました!
中東のチームが有利な判定を下される中東の笛ですが、今回は日本の味方となったようです。
やはりVARが導入されなかったのが一番の理由と言えるでしょう。
一刻も早くすべての公式試合でVARが導入されクリーンな判定で試合が行われるようになってほしいものです。
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