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インドネシア高速鉄道の2018年7月最新情報!建設全面開始今度こそ本当?

中国鉄道会社(CRC)によると、ジャカルタバンドンを結ぶインドネシア高速鉄道プロジェクトは、
2018年7月に工事を本格化させる準備が整ったとの最新情報が入りました。
これまでの経緯を見て、今度こそ本当に建設が全面的に開始されるのかを見てみましょう。

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インドネシア高速鉄道の2018年7月最新情報は本当か?

7月2日付シンガポールメディアstraitstimesを参照しましょう。

中国鉄道会社(CRC)の発表

中国鉄道会社(CRC)によると、ジャカルタバンドン高速鉄道プロジェクトは、工事を本格化させる準備が整ったとのことです。
(以下はCRCの発表内容)

ジャカルタバンドン高速鉄道プロジェクトは中国とインドネシアの共同事業であり、東南アジアで最初に建設準備が整った。
・22のキーとなる建設地点で大きな進展が見られた
・プロジェクトの認可や資金調達について徐々に解決されている
・土地収用事業について突破口が開かれた

このプロジェクトは、地元の人々に便利で快適な旅を提供し、2大都市間の旅行の困難さを緩和するだけでなく、
投資誘致や商業開発と観光の促進にも役立つ。

さらに、このプロジェクトは、インドネシアの建設機械および材料産業の成長を刺激し、
より多くの雇用機会を創造することが期待されている。

このプロジェクトは中国国外で初めて、中国高速鉄道の規格、技術、設備を用いるもので、
中国・インドネシア企業コンソーシアム(Kereta Cepat Indonesia China)が主に中国開発銀行の資金で設立された。

現在2000人以上の地元労働者がこのプロジェクトのために働いており、さらに増加する予定である。
彼らをトレーニングし、インドネシア自身の高速技術のプロに育てるのを助けている。

これまで、繰り返し延期された工事開始の経緯を見てみましょう。

これまでの工事開始遅延の経緯

2015年9月 インドネシア政府は日中が競合していた高速鉄道計画(ジャカルタ-バンドン)の撤回し、入札を白紙とすると発表した。
2015年9月 インドネシア政府は政府の財政支出や債務保証を必要としない中国案の採用を発表した(2015年着工、2019年開業予定)。
2016年1月 バンドンでジョコ大統領が出席のもと、起工式が大々的に行われた。
2016年2月 主要欧米各紙が「中国の55億ドルの高速鉄道計画が停滞」と着工には至っていないことを報道した。
遅れは中国側からの書類提出が完了しておらず、審査が進んでいないことが原因というまた、中国側はインドネシア政府に当初の条件とは異なる、
政府保証がなければ資金を出さない、土地収用が完全に終わらなければ資金提供しないという条件も新たに突き付けているとも報道された。
2016年8月 必要な建設許可証をインドネシア政府が発行することになった。
2016年11月 「ジャカルタバンドン高速鉄道中国の融資を得る」と報じられたが、必要な土地の82%が取得されたものの、
100%土地が取得された後にのみ中国の銀行の資金調達が可能となるということで、結局延期された。
2017年3月 土地、財政、安全上の問題により、プロジェクトが停止している。インドネシア空軍が、
ジャカルタ郊外のハイルム・ペルダナクスマ空軍基地周辺の49ヘクタールの土地を駅の建設のために解放することを拒否している件も含まれる。
2017年4月 中国インドネシア高速鉄道共同事業体 と7企業からなる高速鉄道建築請負共同事業体間で47億USドルのエンジニアリング、調達、建設(EPC)契約が結された。
2017年5月 中国側が融資の条件とした土地収用完了にメドが立ったため月内にも本格的に始まる見通しとなったと発表された。
2017年10月 インドネシアの商業相が、「問題はすでに解決されていると私は信じている、建設は来年初めにも始まる」と土地の取得が終わりに近づいていることを示唆した。
2018年1月 ジャカルタ郵政公社がこのプロジェクトが停滞していると指摘した。
2018年3月 国土庁等の政府機関がこのプロジェクトのために広大な土地の取得が必要であったため、土地利用許可が遅れていたと表明した。

CRCの発表はあくまで、建設の主要なパートナーである中国側の発表であり、全面開始できることになった3つの理由も抽象的で具体的な詳細は不明です。
例えば、今まで、難航していた土地収用が、ブレークスルーにより、突破口が開かれたというが、具体的に何によって解決されたのかの発表はありません。

これまで幾度となく、来月にも来年にも着工すると言われながら、2015年着工が、
2018年7月になっても一向に進展していない状況です。開業は来年2019年に迫っています。

次にこの事態についてのネットの反応を見てみましょう。

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インドネシア高速鉄道建設プロジェクトに関するネットの反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

幾度と繰り返す工事開始の遅れに、従来の日本がやっておればこんな事態にならなかったのにという論調だけでなく、
マレーシアなど他国の状況変化や、昨今の日本の製造業や新幹線のトラブルなどで、
高見の見物という訳にも行かなくなったという変化がネットにも見て取れます。

まとめ

これまでの経緯を含め、工事再開の可能性を見てきました。

今回の発表からだけでは、問題が抜本的に解決されて、すぐ全面工事開始がスムーズに進むとはとても思えません。
また、数か月ずるずる行くのではないでしょうか?

中国としては一帯一路の東南アジアで第一歩となる重要なプロジェクトのはずで、
土地収用などインドネシアの責任も少なからずあるとは思いますが、
いったいどのように落としどころを見つけるつもりなのでしょうか?

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