井上尚弥の統一戦消滅危機!という見出しにびっくりしました。最初は試合なくなるかと思いましたが
そうではないという点では安心しました。
しかし、元々井上尚弥選手が2年前からずっと心待ちにしていた統一戦ではないということで、残念ではあります。
しかし、なぜ「統一戦消滅」なのでしょうか?
目次
青色背景見出し
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調べてみたら納得。元々ボクシングの王者乱立問題というのがありましてここにきてそれが顕在化してきました。
井上尚弥の統一戦消滅危機の理由に納得
井上尚弥の統一戦消滅危機ですが、試合がなくなるわけではないので誤解がないように願います。
元々、井上尚弥vsロドリゲスは、WBAバンタム級王者の井上尚弥と、IBFバンタム級王者のエマヌエルロドリゲスの対決なので
WBAとIBFの違う団体の王者が対戦する「統一戦」ということで、バンタム級で真に強い選手を決める大会という位置づけだと
多くの人が認識していましたが、IBFの規定でダメだ、ということで(実は昔から言われて問題になったこともあった)
今回はIBFのタイトルのみの対戦ということになりました。
この理由は以下を見ればすぐわかるでしょう。
出典:https://bit.ly/2VsOOwA
そう、実はドネアがWBAのスーパー王者だったのです!
スーパー王者って言っても、今まで5回しかバンタム級で戦ってないのになあ。変なの
なので、IBF側としては、WBAの格上のスーパー王者との対戦でしか「統一戦」とされない、ということです。これは昔からそういう規定で、今回は特例として認められるかなという期待がありましたがダメでした。
一応、井上尚弥選手はスーパー王者より下の立場なわけです。
まあ、一応、決勝で井上選手がドネアに勝てばWBAとIBFの統一王者+WBAのスーパー王者にかわりありません。
しかし、こうなるとスーパー王者が軽く感じてしまうのですがいかがでしょうか?
たしかスーパー王者になるには苦労したような。
スーパー王者どうやったらなれる?
ドネアは確かに実績ありますけど、スーパー王者ってそもそもなんでしょうか?
何か、納得がいかなく、モヤモヤするのは私だけではないのではないでしょうか?
スーパー王者について調べるとこれまた面倒くさい制度です。
wikipediaには以下のようにあります。
世界王座より上位のボクシングの王座。世界ボクシング協会(WBA)が2001年1月より始めた新しい制度(スーパー王者制度)で、この制度の元で認定された王者を、スーパー王者という
と思ったら、規定が違うのか~い!
そう、非常に面倒で、批判を昔から浴びているものであります。
WBAのスーパー王者とは?
WBAのスーパー王者とは以下のようなものです。
・2001年から、同団体以外のタイトルを同時に獲得した王者を「スーパー王者」として認定
・WBA正規王座は空位になるとした。つまり、「スーパー王者」と「暫定王者」が存在してしまう。
例)ジョシュア クロフォード 田口良一 等
WBOのスーパー王者とは?
WBOのスーパー王者は、少しだけWBAと違います。
・同団体以外のタイトルを同時に獲得した王者を「スーパー王者」として認定
・WBAと違い正規王座は空位とならない
・WBO王座を最低10度以上防衛している or それにふさわしい高評価と高い技術で防衛実績がある
例)ロマチェンコ ウシク
このようなことが、王者乱立の問題のひとつであります。
元々4団体あること自体、王者乱立の問題なのですが、
スーパー王者を設立したことで、余計混乱する事態であります。
特にWBOはまだましですが、WBAは、スーパー王者に一回勝っただけで、スーパー王者になってしまうので
それは問題であります!
統一戦消滅にネットの反応
スーパー王者は7回以上防衛した王者を讃えるための称号にしたらいいだけで、別に王者を設定したらダメ。
出典:https://bit.ly/2HzIsXg
まとめ
いかがでしょうか?
WBAのスーパー王者が、もしWBOの規定でしたら、ドネアはスーパー王者に認定されなかったんだなと分かります。
ただ、今回、べつに統一戦でなくとも「もったいない」とかそういう気持ちがないファンが多いのが分かります。
真の価値はそこにあるわけではなく、ロドリゲスとドネアに普通に勝ち、WBSSにてバンタム級最強を示すことであり
そこに一番の価値があります(テテが後でやろうとか言っておりますが。面倒くさいですね)
それにドネアに勝てば、普通に統一王者と認定されることでしょう。
井上選手には、ファンは皆「WBSS優勝の先」を見ていますので
今回の統一戦消滅にそんなに不満がある人は少ないように思えました。
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