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骨髄バンクへのドナー登録のリスクは?痛いということはあるの?

昨夏のジャカルタ・アジア大会で6個の金メダルを獲得し、MVPとなった競泳の池江璃花子(18)を突然襲った白血病!
日本骨髄バンクにドナー登録の手続きなどの問い合わせが相次いでいるとのことですので、そのリスクについてまとめてみました。

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白血病の完治のためには。骨髄移植が必要との記事があり、ドナー登録の手続きなどの問い合わせが骨髄バンクに相次いでいるそうです。

なお、白血病などの病気は、毎年約6,000人が発病し、そのうち約2,000人が骨髄移植を希望し、そのうち、骨髄バンクを通して移植を望む患者さんは、毎年1,000人~1,500人程度とされています。

骨髄バンクへのドナー登録のリスクは?

では、骨髄バンクへドナー登録した場合どのようなリスクが考えられるでしょうか?

まず、骨髄移植で白血病を克服したアスリートや芸能人について見て行きましょう。

・骨髄移植したアスリートや芸能人は?
白血病を発症しながら、病気を克服して復帰したアスリート、役者、芸能人は渡辺謙(俳優)さんを初め多数いらっしゃいますが、骨髄移植による治療を受けたと発表されているのは、以下の方々です。

女優・吉井怜(36)18歳だった2000年に急性骨髄性白血病を発病。母親から骨髄移植を受け、02年に芸能活動を再開しました。復帰まで約2年

サッカー・早川史哉 2016年4月に白血病と診断され、骨髄移植手術を受けました。2018年8月にはトップチームの練習に参加できるまでに回復し、11月には凍結していた契約が解除され、アルビレックス新潟に復帰し活躍されています。復帰まで2年数か月です。

元宮城県知事・浅野史郎は、2009年5月末に、急性白血病と診断をされ、6月に東京大学医科学研究所に入院し、
多剤併用の化学療法を受けたが、通常の治療では治癒が望めなかったことから骨髄移植を受ける。
骨髄バンクを通してドナーを得た同年10月、国立がんセンターに転院し、ミニ移植」と呼ばれる骨髄移植を受けた。
2013年に神奈川大学特別招聘教授に就任しています。

歌舞伎俳優・十二代目 市川團十郎(1946年8月6日 – 2013年2月3日)
2004年5月 長男の市川海老蔵襲名披露前後に白血病を発症、治療に専念する。
2005年6月 白血病が再発、療養生活に入る。自家末梢血幹細胞移植の治療を受け、壮絶な闘病生活
2006年5月復帰。
2008年7月 再発ではないが、疲労が抜けなくなったとして、血液型が異なるがヒト白血球型抗原(HLA)の型が一致した妹の紅梅から骨髄移植を受ける。
10月 三越劇場で舞台復帰会見。
2010年10月知恩院「法然上人800年大遠忌記念 総本山知恩院奉納歌舞伎」にて新作『黒谷を上演するなど活躍を続ける。
2011年7月 全国骨髄バンク推進連絡協議会会長に就任する。
2013年2月3日 肺炎のため死去(66歳)。

アマチュアレスリング・長島和幸(37歳)
2010年アジア大会の男子フリースタイル74kg級で銀メダルを獲得し、2012年ロンドン五輪出場が有望視されていながら、
前年の2011年9月、急性骨髄白血病と診断され、オリンピック出場を断念しました。
2012年2月14日 抗がん剤による治療を経て、双子の兄から骨髄移植を受け、3月に退院した
2012年9月 福岡大教員に着任した。その後定期検査で再発の可能性が分かり、都内の病院で再度闘病した。
2012年12月 クリナップと地元のいわき市レスリング協会が中心となって募金活動を行い、多くの支援を得る。
2013年3月 造血幹細胞移植に成功し、6月に退院。4月に職場復帰。
福岡大スポーツ科学部講師として、論文の発表や講演活動に勤しむ。
2018年1月 闘病中の支援への返礼として、おおたスポーツアカデミー(OSA)レスリング部の小中学生たちにレスリングシューズを贈った

池江選手のオリンピック前年での発症というと、長島和幸さんのケースと重なります。
オリンピックを断念し、アスリートとしての復帰はかなわなかったものの、大学教員として社会復帰し、現在もレスリング界に、かかわられているようです。

以上の骨髄移植の例で見ますと、移植提供者(ドナー)は、患者自身(自家末梢血幹細胞移植)、双子の兄弟、妹、母親、骨髄バンクを通してのドナーとなっています。

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ドナーとなるためには、かなり厳しい条件がありそうです。
また、一度骨髄移植をすると、完治して再発しないというものでもなさそうです。
長島和幸さんのケースを見ますと、治療費用も、レスリング会場で、会長が治療の募金を呼びかける必要があるほどかかるということもありそうです。

骨髄移植について、これらの点を調べてみました。

知人ががんの療養中で、一般に分かり易い解説として、国立がんセンターのHPを良く利用しますので、これと日本骨髄バンクのHPから、できるだけ分かり易く、まとめてみました。

https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/treatment/stem_cell_transplantation/index.html
https://www.jmdp.or.jp/

骨髄移植とは

白血病は血液がんの一種で、造血幹細胞が白血球などさまざまな血液細胞に枝分かれし成長する過程で、突発的な遺伝子異常や特殊なウイルス感染などが原因で、がん化したものです。

血液がんは、一般的に他のがんに比べて、抗がん剤治療や放射線治療が効きやすいとされますが、これらの治療だけで完治できないこともある場合に、造血幹細胞移植を行います。

少しほっとしたわ!

患者さん自身の造血幹細胞を用いる場合は、「自家」造血幹細胞移植といいます。「同種」造血幹細胞移植とは、健康な「ドナー」より提供された造血幹細胞を用いるものです

幹細胞は通常骨髄に存在し、治療に用いる造血幹細胞を採取する方法が、全身麻酔下でドナーの骨髄に針を刺して造血幹細胞を採取する場合を「骨髄移植」と呼びます。

造血幹細胞移植は、一般的に行われるよりも大量で強力な抗がん剤治療や全身放射線を行う「移植前処置」と、造血幹細胞を輸血と同じように点滴で血管内に投与する「幹細胞輸注」の両者からなります。(1)移植前処置の抗腫瘍効果と、(2)投与された造血幹細胞に由来する免疫力との、二つの力によって、患者の身体の中に残っているがん細胞を攻撃します。

「移植」は、輸血のように、ドナーから提供された幹細胞を点滴で投与します。
患者が自力で血液を造れるようになり、大きな合併症もなく、食事が摂取でき点滴が不要になれば、自宅退院することが可能です。通常は移植後2~4カ月で退院となることが多いそうです。

日本骨髄バンクへのドナー登録

2018年末時点のドナー登録者数は約49万人だそうです。
日本骨髄バンクとは「骨髄移植」が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人から提供される骨髄液や末梢血幹細胞を患者にあっせんする公的機関で、
ドナー登録の条件としては、
・登録時の年齢は18歳から54歳
・体重 男性45キロ・女性40キロ以上、BMI(体重kg÷身長m÷身長m)が30未満
・最高血圧90~150・最低血圧100以下、
・輸血経験・貧血・血液疾患経験がない、服薬中でない

登録時に、「HLA型(ヒト白血球抗原型)」を検査するために採血します。
HLA型とは、免疫細胞が自己と非自己を区別するための目印となるもので、白血球のいわば血液型に当たるもので、
適合確率は兄弟姉妹間で4分の1、親子間ではまれ(数パーセント以下)。非血縁者間では数百人~数万人に1人しか適合しないと言われています。

ドナー登録のリスクとは?

骨髄移植のための骨髄採取は、1950年から1996年までに、全世界で6万件以上(国際骨髄移植登録調べ)行われています。
その中で、骨髄採取に伴い、日本で1件、海外で3件、あわせて4件の死亡事例が報告されています。

骨髄採取は全身麻酔で行われますので、通常の手術と同様に麻酔に伴い、非常に低い確率とはいえ致命的な事故が起きることがあります。

次の節に書きますように、手術の前後に、ある程度の痛みを伴う場合があります。

激しい運動ができるようになるまで2~3週間かかる例が多い。

骨髄提供のための検査費用・入院などの医療費は一切かかりません。
但し、ドナー登録手続きの際の交通費は、負担する必要があります。

公務員や一部企業で「骨髄ドナー休暇制度」が導入されているところを除いては、登録手続や骨髄提供で仕事を休んでも、休業補償はありません。

万が一の事故が起きた場合、最高1億円の補償制度があります。
死亡時には一律1億円、後遺症の場合は、程度により300万円~1億円の補償です。

最終的なドナー候補者に選ばれると、候補者本人とその家族、立会人らが出席した上で最終同意を確認します。
この段階まではいつでも提供を取り消すことができますが、最終同意書に同意した後は取り消すことができなくなります。
その理由は、最終同意書が締結されると、ドナーの骨髄細胞に置き換えるためにレシピエント(患者)の骨髄細胞は放射線や薬品で全て破壊されるため、
最終同意後にドナーが移植を拒否すると患者は生命を保てないためです。

骨髄移植はどれほど痛いことを伴う?

提供のための、手術は骨髄は腸骨(骨盤の一番大きな平たい左右一対の骨)から採取します。
腸骨の背中側のウエストより少し下の部分に、ボールペンの芯の太さ程度の採取針を使って(穿刺せんし)骨髄液を吸引し、全身麻酔下で行われるため、これ自体の痛みはありません。

骨髄採取による貧血を防ぐため、ドナー自身の血液を事前に採取保存し、採取当日ドナーの体内に戻します。

提供手術は1~3時間かかり、4~7日程度の入院が必要となります。

手術後には気管チューブを抜いた後の喉の痛みや、尿道カテーテルによる尿道の痛みが生じることがあります。

また骨髄液採取および麻酔の影響による頭痛、吐き気、37~38度程度の発熱、血圧低下、不整脈などが報告されていますが、いずれも数時間から1日程度で回復する一過性のものです。
穿刺(せんし)による傷からの出血は通常1~2日でおさまりますが、筋肉や骨の回復には個人差があります。

提供ドナーの報告では大きな痛みがなくなるまで1~7日間、激しい運動ができるようになるまで2~3週間かかる例が多いとのことです。

ドナーのリスク、負担はそれなりにかなり大変ですね。

骨髄バンク登録に関するネットの反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

この機会に是非ドナー登録をとの医療関係者や経験者からのお願いのコメントが多数あります。
日本の現在のドナー登録数は近年増加したとは言え、76万人で、アメリカは1997年ですでに、689万人となっています。

ドナーが少ないのは確かだ!

まとめ

骨髄バンクへのドナー登録によるリスクや、提供前後の痛みについてまとめました。

痛みや、提供処置に伴うリスクはある程度想像してましたが、一時の熱情で、とりあえずドナーとなっても、
数年後に、数百人~数万人に1人しか適合しないと言われている適合者に選定されて、同意を求められたときに、環境の変化や気持ちの変化でもし同意できないと、
おそらく待ち続けてやっと希望を見出した患者さんに限りない失望を与えることになるというのが一番のリスクのように思えます。

移植を望む患者さんは、毎年1,000人~1,500人程度いらっしゃるとのことです。
もちろん今回のことを契機に、ドナー希望者が増えて、それほど待つことなく移植希望者に適合者が見つかる状況になるのが一番です。

ドナー登録とともに、すぐにでも白血病の患者さんのためにできる献血などをまず始めてみてもいいのではないでしょうか?

筆者も献血は過去12回経験がありますが、これも薬を常時飲むようになるなど、条件が合わなくなり、献血したくてもできなくなってしまいます。

なにはともあれ、池江璃花子さんの白血病の種類に最適の治療法が見つかって、元気なアスリートとして戻ってきてもらいたいというのが一番です。

東京オリンピック出場がどうのというのは、すべてその後に考えれば良いことだと思います。

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