キックボクシング界の「神童」那須川天心選手の次戦が決定しました。11月17日、東京・両国国技館で行われる「RISE129」で、前シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹(ないとう・たいき)選手と対戦します。
RISE129には、6月に那須川天心選手と激闘を繰り広げたムエタイのスター・ロッタン選手も参戦予定。6月は僅差の判定だっただけに、那須川vsロッタンの再戦も期待されましたが次戦では実現しませんでした。RISE129の注目カードなどをまとめました。
那須川天心の次戦RISE129の相手は?
9月の堀口恭司選手戦では壮絶な闘いで判定勝利した那須川天心選手。注目の次戦「RISE129」での相手は内藤大樹選手となりました。
内藤選手は愛知県生まれの22歳。新興格闘技「シュートボクシング」の軽量級エースとして活躍し、同団体日本スーパーバンタム級王座を2度防衛して返上。17年11月のRISEトーナメント戦では、格闘各団体のトップ選手を破り優勝を果たしています。戦績は33戦27勝(8KO)6敗です。
実は内藤選手は以前一度那須川天心選手と対戦し、KO負けを喫しています。15年に各団体の軽量級トップが集ったトーナメントの決勝戦で激突。1R、当時まだ16歳の那須川選手に3度のダウンを奪われて「惨敗」しました。
今回はそのリベンジマッチ。3年間再戦への思いを秘めてきたという内藤選手は「正直、天心選手が勝つという声が圧倒的に多いと思うが、僕は自分の格闘技人生を懸けてラストチャンスと思ってやりたい」と話しました。
ではロッタン選手がRISE129で戦う相手は誰でしょうか?
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那須川天心はなぜロッタンとやらない?
6月の那須川天心vsロッタン戦は壮絶な打ち合い。ロッタン選手はどんなに攻撃されても前に出る驚異的な打たれ強さでしたが、試合は延長戦の末那須川選手が勝利しました。ただ〝不完全燃焼〟だっただけに、那須川選手は再戦決着にも意欲を見せていました。
しかし11月のRISE129でのロッタン選手の次戦相手は、RISEでスーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級と初の3階級制覇を成し遂げた“ミスターRISE”こと現スーパーフェザー級1位の裕樹選手(35)となりました。RISEでは、ロッタン選手参戦に際し相手を公募しようとしたところ、裕樹選手がいち早く名乗りをあげたため決定したといいます。
ロッタン選手には他のオファーも多く、既にプロ戦績150戦以上と試合数の多さも随一。那須川天心戦以降も毎月ムエタイなどで連戦し、つい先日25日にもタイで17歳のルンキット選手と戦い、判定負けを喫しています。
一方内藤選手は実は今年3月に一度那須川選手との再戦が決まっていましたが、那須川選手のケガで延期に。「ノンタイトルでも構わない」という内藤選手のたっての希望もあり、今回ようやく実現したようです。そうした経緯や陣営間のスケジュールの兼ね合いもあり「那須川vsロッタン」再戦とはならなかったとみられます。
RISE129ではこのほか、那須川選手とも戦った元ムエタイ王者・スアキム選手の試合や、那須川天心選手の妹・梨々選手のプロ第2戦も予定されています。
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💥#Cygames presents #RISE129
🖼️対戦イメージ
\🇯🇵裕 樹 @YuukiAnchor
🆚
🇹🇭ロッタン・ジットムアンノン📅11/17(土)
🚩両国国技館
📝大会情報▷https://t.co/D89ghumyd9 pic.twitter.com/35RnwUMkmg— RISE OFFICIAL (@RISE_2003) October 24, 2018
RISE129に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
2015年、まだ10代の少年同士の対決だった那須川選手と内藤選手。それから3年。いつもは比較的謙虚な那須川選手ですが、RISE129の発表会場で、内藤選手の今の印象を聞かれると「前よりも打たれ弱くなっている。3年前と同じ結果にしたい」と、年上相手に〝上から目線〟で言い放ちました。
格闘技は実力だけが「ものさし」の世界。内藤選手は屈辱を結果ではね返すしかありません。
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