プロ野球のドラフト会議が今年も10月25日午後5時から、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれます。
ドラフト会議といえば、毎年将来のスター候補への指名が何球団も競合し、ドキドキの「くじ引き」が行われるのが風物詩にもなっています。
毎年2、3球団なら珍しくありませんが、では過去に7球団指名以上という「プロ総なめ」指名を受けた選手はいるのでしょうか?
そして注目の今年は最高何球団になりそうでしょうか。
ドラフト会議7球団指名以上受けた過去の選手はいる?
ドラフト会議とは、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)が主催の正式名「新人選手選択会議」。
プロ入りを希望する学生や社会人選手に対し、12球団で入団交渉権を振り分ける場です。
50年以上もの歴史があるドラフト会議だけに、過去にはさまざまな記録が生まれました。
過去に7球団指名以上もの競合になった選手は4人。うち高校生は2人です。
95年の福留孝介選手(現阪神)と17年の清宮幸太郎選手(現日本ハム)は7球団指名で、今でも高校生最多記録です。
さらに上の8球団指名が89年の野茂英雄(元近鉄、ドジャースなど)、90年の小池秀郎(元近鉄など)両氏です。これがドラフト史上最多となっています。
6球団指名は過去に5人。
79年岡田彰布(元阪神)、85年清原和博(元西武、巨人など)、07年大場翔太(元ソフトバンク)、09年菊池雄星(現西武)、10年大石達也(現西武)の各選手やOBです。
こうしてみると西武のクジ運の強さが目立ちます。
面白い過去の記録では、ドラフト1位指名を3回も受けた最多記録保持者が江川卓氏(元巨人)。
つまり計2回拒否したということですね。
さらに多い4回も拒否したのが藤沢公也氏(元中日)。その翌年プロ入りしたので、計5回もドラフト指名を受けた史上最多記録になっています。
10/25(木)に開催する「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」に今年もファンの皆様をご招待いたします。観覧をご希望の方は、NPB公式サイト内応募フォームにて、注意事項をよくお読みの上、9/14(金)12時から9/28(金)12時までにお申込みください。https://t.co/PV7TOFsQy3#NPB
— 日本野球機構(NPB) (@npb) September 13, 2018
中国との3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した侍ジャパンU-18代表。11日は宮崎市内のホテルで解団式が行われました。最後の瞬間まで別れを惜しむ選手たち。それぞれ今大会の感想を述べました。https://t.co/V6VZAUA0Jk#侍ジャパン pic.twitter.com/I2XePF6nZo
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) September 11, 2018
今年は最高何球団指名か予想!
さて今年のドラフト会議ですが、最高何球団の指名が予想されるのでしょうか。
過去のような7球団指名以上の選手は出現するでしょうか。
今年のドラフト指名候補となりそうな高校、大学、社会人の選手をみていくと、将来性豊かだったり、即戦力となりうる投手・野手は数多くいるものの、率直に言って昨年の清宮選手や過去の野茂、清原氏らのような、全球団がいの一番に欲しがるような「超スーパースター候補」は少ない印象です。
例えば高校生では、「大阪桐蔭最強世代」といわれる根尾昂選手や藤原恭大選手、高校随一のショート、報徳学園の小園海斗選手、金足農を夏の甲子園準優勝に導いた吉田輝星投手ら。
大学生では甲斐野央投手(東洋大)、松本航投手(日体大)、辰己涼介外野手(立命館大)らが上位の指名候補になりそうです。
いずれも非常に能力が高い、将来が楽しみな有望選手ばかりですが、各球団としては補強ポイント、育成方針など個々のチーム事情に合わせて、指名選手を選択する可能性が高いとみられます。
このため今年のドラフト会議では、競合はあっても2、3球団というケースが多いのではないかと予想されます。
#U18 #アジア野球選手権
ガンバレニッポン!
3位決定戦が明日に順延となった日本中国戦に向け練習風景と吉田投手のINTV特別にUP
選手達のひた向きなプレーで
日本に元気が届きますように#BSTBS で明日ごご1時~
日本対中国 ぜひ!#日本代表 #甲子園 #侍ジャパン#大阪桐蔭 #金足農 #吉田輝星 pic.twitter.com/25Ws9svSLB— TBS 野球『S☆1 BASEBALL』 (@tbs_baseball) September 9, 2018
ネットの反応・予想
出典:twitter
まとめ
有為な若者の人生を作物にたとえるのは不謹慎かもしれませんが、ドラフト会議は年によって「豊作」「凶作」といった言われ方もされます。
例えば1968年には山本浩二、田淵幸一、星野仙一氏らその後のスーパースターがずらり。
この年阪急が指名した15人のうち、後に3人が2000安打を、1人が200勝を達成するという大成果となりました。
2012年もものすごい「大豊作」。大谷翔平、菅野智之、鈴木誠也、則本昂大選手ら、現在のプロやメジャー球界の主力ばかりを大量輩出しました。
ドラフトは、選手にとっては夢がかなったりダメだったりと悲喜こもごもでしょうが、実際にはここが人生のスタートライン。
さて今年の指名選手たち、数年後にはどのような成長ぶりをみせてくれるでしょうか。
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