甲子園

甲子園の投球数最多記録は?制限をなぜ導入しないか?議論が再び

夏の甲子園大会は2回戦で、ベスト16を目指す熱い戦いが続いています。
さて先日行われた済美(愛媛)対星陵(石川)は延長13回の激闘の末、逆転サヨナラ満塁ホームランという漫画のような劇的な幕切れで済美が勝ち、大きな感動を呼びました。

ただ猛暑の中でもあり、「投手が投げすぎ」「制限すべきでは」など投球数の多さがファンの間で再び議論に。
甲子園での過去最多の投球数はどのくらいなのでしょうか。投球数制限の議論をまとめました。

済美の山口君、まさに熱投だったよね!
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甲子園の投球数最多記録は?

地方大会から甲子園まで、たった一人で投げ続け、チームを勝利に導く孤高のエース。
野球を志す人の憧れであり、その精神力やスタミナには感服するばかりです。
今大会の済美の山口投手もこれまで地方大会5試合と甲子園2試合を一人で投げ、星陵戦では184球も投じました。

さて過去の甲子園での投球数最多記録は何球なのでしょうか。
1試合での最多投球数は、戦前の1933年夏、中京商対明石中の伝説の激闘で、中京商(現・中京大中京)の吉田投手が投げた336球です。
当時は延長無制限で、この試合は25回まで行われました。実に3試合分です。完投した吉田投手は翌日の決勝戦でも完投する驚異のスタミナを見せました。

1人の投手が1大会で投げた最多イニングと最多投球数を記録したのは、2006年の斎藤佑樹投手(早稲田実業)。
駒大苫小牧の田中将大投手との引き分け再試合の熱闘が思い出されますが、この大会で斎藤投手は計7試合を一人で投げ、投球数は計948球にも上りました。

後ほどの議論でもご紹介しますが、こういう「投球数過多」な高校球児は多くが強豪校のエースで、その後プロなどに進む好投手ばかりなのですが、肝心のプロやメジャーでの成績はあまり芳しくありません。

早実の斎藤投手は日ハム入りしましたが、いまだ二軍。10年夏の優勝投手で783球を投げた島袋投手も現在はソフトバンクの育成選手にとどまっています。
13年春に772球を投げた安楽投手も、現在楽天では二軍暮らし。767球を投じた松坂大輔投手は日米で活躍したものの、30代以降はケガに悩まされ続けました。

かたや、高校時代にあまり酷使されなかった投手は息長く活躍している現実もあります。
上原浩治、黒田博樹、小宮山悟、三浦大輔投手らは、メジャーやプロで40歳以上になっても大いに実績を残しました。

https://twitter.com/asahi_koshien/status/1028548327262978048

なぜ投球数制限をしないか?

済美対星陵戦後、あるスポーツ誌が読者に「甲子園で投球数制限をすべきか」を聞いたところ、「すべき」は35%しかなく、半数以上は「投球数以外の対策をとるべき」との答えでした。

高野連では大会日程を延長したり休養日を設けるなど、選手の体に配慮した対策を講じ、投手数を増やしたり継投を基本にする高校も最近は多くなってはいます。

しかし、いまだ多くのファンや指導者には「燃え尽きてでも投げたいという選手の気持ちを尊重したい」「最後まで投げきるのが甲子園の醍醐味」「プロに行かない選手には甲子園こそ最高の舞台」「最多投球数制限では、選手が少ない弱小公立校は一層不利になる」といった意見が多いようです。

これに対し、一流プロ選手からは「制限すべきだ」との主張が多く聞こえます。
メジャーで活躍するダルビッシュ投手は「何百球の投げ込みとか何千本の素振りとか、そんなの頑張っちゃダメ」「知識を持たない監督が自分の成功体験だけに基づいて無理を強いて、壊れてしまう選手が多い」「僕が監督なら練習は週2回は休み、全体練習も3時間で十分。けがを防ぐため1年生なら5回、3年生は7回など学年別にイニング制限を設け、ベンチ入り人数を増やすべきだ」と訴えています。

PL学園のレジェンド球児だった桑田真澄氏も、やはり球数制限の義務化を主張しています。

米国ではすでに少年野球での投球制限が進んでいます。
日本の高体連にあたる米州立高校協会は最近、全米での投手の投球数制限と登板間隔の規則化を決めました。
先進的なコロラド州の規則では、上級生が多い一軍は1日の最多投球数が110球まで。登板間隔も投球数によって、86〜110球投げたら3日間、61〜85球投げたら2日、36〜60球投げたら1日の休養を義務づけています。

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投球数制限のネットの意見まとめ

済美もタイブレークがなかったら投球数はもっと増えていた。投球数ってアメリカのように100球から110球ぐらいに制限したほうがいいのでは?
投球制限の議論になるとプロに行く行かない云々の話出るけど、結局高校で引退を決めつけてるから燃え尽きても問題無し!という結論に至る
投球制限したら選手層が厚いチームが有利だから反対!という意見は指導者に能力無いから勝利の為に選手の犠牲はやむ無しと言ってるのと同じや
ソフトボール世界大会、普通に1日で250球近く投げてるんだけど投球数制限無いのかな?上野投げすぎだろ
何百球の熱投!感動!みたいに取り上げるけど、一時の感動を引き換えに選手が故障して才能が潰されるのはどうなのか
投球数制限できると絶対カット大得意マンがレギュラーに1人入ってそう
高校野球の投球数制限というが、ピッチャー1人しかいない明青学園は上杉達也がいなくなったら試合できなくて、タッチが終わってしまう
そもそもエース一人で全試合戦って、どんな戦略よ?行き当たりバッタリじゃないの
選手の保護は大事だけど、ボクシング、サッカー、プロレスなど大怪我しやすいスポーツはどうなるんだとなる
だからといって投球制限をすると、これまた有力投手を多く擁する甲子園常連校が有利になる悪循環

出典:twitter

まとめ

「球数制限が導入されたら、ファウルで粘って球数を投げさせ、早く降板させる」といった一部指導者の声に、桑田真澄氏は怒りを込めて、「学生野球憲章には“フェアプレー精神の理念”というのがある。卑怯なプレーをしてはいけないということ。“部員の健康維持・増進”そして故障しないための“障害予防”も掲げられている」と指摘していました。

小、中、高校の野球は教育の一環。プロ野球とは全く違います。
そして、本人がプロに行こうと行くまいと、まだ発育中の子供の体を守るのは、保護者である大人の義務ではないでしょうか。

大人側の意識改革が必要かも

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