東京五輪組織委員会による約8万人のボランティアの募集に対し、「無償で交通費すら出ない」「地方のものは宿泊費も自己負担するのか」などと炎上しています。
外国では無償が当たり前のようですが日本でなぜこの問題は炎上したのでしょう。海外の反応とともに見てゆきましょう。
東京五輪ボランティア問題の炎上はなぜ?
東京五輪ボランティアの問題が日に日に炎上しているように思えます。
なぜこれほど炎上してしまっているのでしょうか?
当初のボランティアの募集条件
・1日8時間程度、連続して5日以上で合計10日以上できる人
・事前の研修にも参加できる人
・交通費も宿泊費も自己負担
これに対し、「交通費すら出ない」と反発が大きかったため、最近自宅や滞在先から競技会場までの交通費に
相当する額として、参加1日当たり1000円を支給することを決めました。
ボランティアへの日本の反応
これは、誰も飢えてないし、怪我もしてないし、困ってない
それどころか潤ってる企業の為にボランティア?
こんなんじゃ誰も応募しないと思う。
1万人も集まらないんじゃないの?
最低でも、
食事三食、交通費、宿泊費(関東圏外の人)、それに加えてプリペイドカード(1日当たり東京の最低賃金換算)ではないのでしょうか。
もし 払うのなら 各委員や役員の名簿に いくら払うのか 記載して 公開しろ。
政府や企業も観光客が来ることでの経済効果あるよね?
なんかボランティアっておかしくない?
やらないからいいけど!オフィシャルスポンサーとかが人材出せば
賃金払って募集するべきです。
そうでないと、国が無償で働くことを容認していることになると思います。
予期せぬ災害でない限り国がボランティアを募るのは違法であると思います。
それでも最近の日本人のモラルだと、その定期券をオークションやメルカリに販売しそうだけど。
ただ東京オリンピックと言いながら競技の開催地が静岡・神奈川と様々で東京の人が行くとして交通費1000円では赤字すぎて誰がやるのだろうか。
でも集まらなかったらどうするのだろう。
そんなバカはいないョ。
役員の報酬もガラス張りにしてほしい。
ボランティアだから無償でやってくれるなら貰えるだけ良しとしましょ!
日本ってお金を出すのには渋るよね…
ボランティアは完全無償でやることです
既得権益層が儲かるだけ。ボランティア活動なんだから交通費支給とかおかしい。やるなら雇用しなさい。
交通費で一日1000円なら結構高いんでない?
出典:ヤフコメ
反発炎上しているコメントを集約しますと、
・商業五輪といわれて、放映権やスポンサーから多額のお金が入るはずであり、
役員等は多額の報酬を受け取っているのに、ボランティアは無償か交通費1000円のみというのはおかしい。
災害ボランティアとはちがう。
1. 酷暑の東京で、ただ働きさせるのか?
2. 役員の報酬もガラス張りにすべき。
一方少数ながら、無償であるべきとの意見は
五輪ボランティアは伝統、ボランティアは完全無償でやることです。
交通費払ったらボランティアじゃなくなる。
などとなっています。
ボランティア問題に対する海外の反応
出典:Twitter
コメントには、応募者が多く、募集が始まったらすぐ申し込みしようと意欲満々の人が多いようですが、
日本の大学の単位取得に有利になるようにして学生を誘導するというのは納得できないようです。
平昌五輪では、海外ボランティアに宿舎は提供したようですが、
確保も難しく高い東京の宿はせめて何とかして欲しいと言う声は多そうです。
海外ではボランティアの実態はどうなのでしょう。
海外でのボランティアの実態
直近の平昌冬季五輪・パラリンピックでは、17職種・計2万2400人の募集枠に9万1655人の応募があり、
競争倍率は4.1倍に上りました。
ロシア、中国、米国など145カ国・地域の外国人1万2547人も応募したそうです。
ボランティアは宿所で出勤する際、シャワーの水栓から温水でなく氷水が飛び出したとか、
シャトルバスが定時に来なくて1時間以上寒さに震えたなどトラブルが続出し、
数十人のボランティアのボイコット騒動まで、起こりましたが、
終わってみると、貴重な体験に概ね満足したボランティアが多かった様です。
海外では、
1. 平昌五輪で見たように、募集人数よりも圧倒的多数の人が申し込んでくる。
オリンピックに参加することを高く評価している。
2.ボランティアをすることで、それでしか得られないTシャツなどを得ることができ、
各種アスリート達に会える可能性があり、ボランティアだから競技会場に入ることもできる。
3.多くの国では、日本より、ボランティアをすること自体に慣れており、抵抗が少ない。
まとめ
東京五輪ボランティアが炎上した理由とこれについての海外の反応、
海外のボランティアの実態をまとめました。
この騒動の結末は、応募者がどれだけになるか?が鍵を握っています。
反対したのは、ボランティアに参加する可能性がほとんどないひとで、参加申し込みしたひとは、
交通費の有無などに関係なくこのめったにない機会を生かしたいと思ったかもしれません。
日本のボランティア応募状況が注目されるとともに、海外ボランティアにも良かったとの思い出を
持って帰ってもらえるよう気遣いが必要と思われます。
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