柿の木問答って聞いたことがありますか?
私は初めて聞いた言葉です。
実は、「この世界の片隅に」というドラマから話題になっているのです。
柿の木問答は、九州や東北などであったと噂も。
一体どんな意味のものなのでしょうか?
柿の木問答とは?九州~東北であったの?
柿の木問答は、昔の時代に、新婚初夜の作法としてあったものだそうです。九州から東北に至る広い地域であったそうなんです。
そもそもは「床入り問答」というらしく下記のやりとりが作法となります。
婿「傘を一本持ってきた?」
嫁「はい。新な(にいな)のを1本持ってきました」
婿「さしてもいいかいの?」
嫁「はい。どうぞ」
傘が出てくるので「傘問答」とも言われます。
床入り問答にはいろんなバリエーションがあるようで、その中でも有名なのが、
柿の木問答だそうですよ。
婿「貴方の家には柿の木がありますか?」
嫁「あります」
婿「柿はよくなりますか?」
嫁「なります」
婿「これから登って取って食べてもいいですか?」
嫁「どうぞ食べてください」
傘問答は広島の一部地域で行われていたようです。
他にも、「便所問答」が秋田県で、「栗の木問答」は宮城県など東北地方の一部地域でもあったようです。
長野では「馬問答」とか・・・。
この世界の片隅にで話題に
「この世界の片隅に」という原作漫画があるのですが、映画化にもなっています。
YouTubeに動画ありました。
そして、現在TBS系の日曜劇場にて「この世界の片隅に」ドラマが放送されています。
公式Twitter
Tweets by konoseka_tbs
内容は、太平洋戦争中の1943(昭和18)年、広島に住んでいる18歳の主人公すずが、戦時中のさなかに嫁いで、苦労しながらも豊かな気持ちでいきていくお話です。
録画していた #この世界の片隅に を見ていたら、広島の街のロケ地がこの前行った「江戸東京たてもの園」の下町仲通りだー!なんか嬉しい。
子供の遊んでた井戸とかも出てた。
で、ドラマの、あの「傘問答(よく聞くのは柿の木問答)」には遠回しな文学的エロスを感じる。#レトロ建物 #レトロ店舗 pic.twitter.com/vnyAQYG6Vk— せつないオトナの会。 (@setsunaiotona) July 19, 2018
その中で、すずのお婆さんが、結婚初夜の作法をすずに教えているようなんです。
昔からの、しかも一部地域での作法って他にも色々ありそうですね。
ネットの反応
出典:twitter
まとめ
柿の木問答とは何なのかを調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?
昔からの言い伝えや作法など、現代では考えられないようなものもありますが、とても面白いなあと思いました。
しかも九州から東北の広い地域であったってすごいですよね。
こういう歴史を経て今があるのですね!
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